ライナロジクスとJEMSがシステム連携
~「環境」にも「働く人」にもやさしくできる基幹システムへ~
「LYNA 自動配車クラウド」と「環境将軍R」のAPI連携で資源循環分野の温暖化対策推進と生産性向上に貢献!
株式会社ライナロジクス(本社:千葉県市川市、代表取締役 朴成浩、以下 ライナロジクス)と株式会社JEMS(本社:茨城県つくば市、代表取締役 須永裕毅、以下 JEMS)がシステム連携の開発を開始したことをお知らせいたします。この連携により、ライナロジクスが提供する完全AI自動配車システム「LYNA(ライナ) 自動配車クラウド」とJEMSが提供する資源循環・リサイクル業界特化型基幹システム「環境将軍R」のAPI連携の開発を進め、資源循環分野における地球温暖化対策の推進や生産性向上に寄与してまいります。
■システム連携の背景
昨今、脱炭素化への動きが官民ともに加速しています。政府は一昨年、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることを宣言。民間企業においても、環境問題への取り組みをミッションに掲げ、具体的な実施計画のもと効果を公表する企業が多く見られるようになりました。ESG投資が増加傾向にあり、今や企業活動において地球温暖化対策の推進や環境負荷低減への取り組みは非常に重要です。
中でも、温室効果ガス排出量削減やSDGs達成においては、資源循環分野が果たす役割は大きいと言えます。廃棄物の適正処理や資源の有効活用を促す担い手となりながらも、資源循環業そのものの地球温暖化対策も推進させなければなりません。同分野の地球温暖化対策の一つとして、廃棄物・資源の収集運搬自体をクリーンに行うことは重要であり、環境省も車両対策として重視しています。
ライナロジクスが提供する独自AIを搭載した完全AI自動配車システム「LYNA 自動配車クラウド」は、ムリ・ムダを抑えた最適な配車計画を速やかに立案するシステムであり、配車計画の最適化により、廃棄物・資源の収集運搬業務の効率化を促し、車両の温室効果ガス排出量削減や生産性向上に寄与します。
この度のシステム連携は、こうした背景や両社のITソリューションの相性を鑑みたものです。ライナロジクスが持つロジスティクスに特化したAI技術と、JEMSが持つ資源循環・リサイクル業界の多様な業務を一元管理する高度な仕組みを掛け合わせることで、同業界のさらなる地球温暖化対策の推進や生産性向上に寄与できるものと考えています。本連携を機に、両社のノウハウを生かしたITソリューションを提供してまいります。
■システム連携の概要
システム連携の第一歩として、ライナロジクスが提供する完全AI自動配車システム「LYNA 自動配車クラウド」とJEMSが提供する資源循環・リサイクル業界特化型基幹システム「環境将軍R」のAPI連携を行います。
完全AI自動配車システム「LYNA 自動配車クラウド」は、オーダーを入力するだけで、AIが必要な車両台数を素早く見積もり、1台1台の巡回ルートを自動で作成するクラウド型のシステムです。配車業務の効率化、配車計画の最適化に貢献します。
資源循環・リサイクル業界特化型基幹システム「環境将軍R」は、廃棄物の収集運搬、マニフェスト管理やその後の入出/出金管理といった多様な業務の全てのデータを一元管理・共有するクラウド型のシステムです。業務のムダの大幅削減、一元管理による効率化を実現します。
両サービスのAPI連携により、「環境将軍R」の従来の機能である廃棄物管理業務に関わる多様なデータを一元管理できることに加え、新たに配車計画の自動作成が行えるようになります。これにより、属人的業務になりやすい配車業務の担当者の業務負荷を大幅に軽減させることができ、かつ配車計画を最適化させることで廃棄物の収集運搬業務の効率化・生産性向上や車両の温室効果ガス排出量削減に寄与します。API連携の実装は2022年内を予定しています。
株式会社ライナロジクス 代表取締役 朴成浩
「持続可能な社会の実現に向けて、企業の温暖化対策への取り組みが問われる時代となりました。資源循環分野においては、車両対策もその一つであり、廃棄物収集運搬業務の効率化は、温室効果ガスの排出量削減につながります。これに、AIが大きな役割を果たすと考えております。AI活用には情報のデジタル化が重要となる側面がありますが、この度のJEMS社とのシステム連携で、ユーザー様にとってより導入しやすく使いやすいITソリューションの提供が可能となりました。JEMS社と力を合わせることで、資源循環分野のDX・AI活用を大きく前進させ、社会課題の解決に寄与してまいります。」
株式会社JEMS 常務取締役 鈴木貴
「JEMSは20年以上にわたり、資源循環業界でお客様のさまざまな業務課題と向き合ってまいりました。その中でも、配車業務の課題は、廃棄物を収集運搬する全ての企業が抱えていると言っても過言ではありません。特に、配車計画の属人化は深刻で、もはや職人芸とも呼べます。環境将軍Rは、これまで1,100社以上の企業に導入いただきましたが、従来の配車管理機能だけでは属人化を根本的に解消する具体的なご提案が難しいケースもありました。今回のシステム連携によって、AI自動配車で多数の実績を持つライナロジクス社のAI技術を取り入れ、配車業務の属人化を解消することが可能になります。LYNA 自動配車クラウドの予定情報と、環境将軍Rが管理する実績情報を紐づけることによって真の効率化を目指します。今後もJEMSは資源循環業界のDXに寄与する新製品・機能の開発を進めてまいります。」
■ライナロジクスについて
ライナロジクスは、AI(人工知能)研究の中心的な技術である「組合せ最適化」技術をコアに、専門的なアルゴリズム研究が必要な高度なソフトウェア開発を行うスペシャリスト集団です。
会社名 | 株式会社ライナロジクス https://lynalogics.com |
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本社 | 千葉県市川市八幡3-4-8 田中ビル4F |
代表者 | 代表取締役 朴 成浩 |
設立 | 2000年5月9日 |
事業内容 | コンピューター上で動作するスケジューリング・システムの研究・開発 効率的なロジスティクスを実現するコンサルティング 各種情報システムの導入支援 |
■完全AI自動配車システム「LYNA 自動配車クラウド」について ライナロジクスが提供する、完全AI自動配車システム。企業ごとに異なる複雑な制約・条件を網羅し、配車計画に不可欠な距離や時間、人件費といった配車コストを最重要視して計算。何万〜何十万通りの計画を瞬時に比較検討しながら、トータルコストに最も優れた配車計画を高速で提案します。 https://lynalogics.com/service/dispatch// ■JEMSについて 「ITで環境問題に挑む」を企業スローガンに掲げ、「環境情報企業」として長年資源循環に関わるITソリューションを提供。すべての企業の「環境に責任を持った事業活動」に貢献し、地球環境と経済活動が共生できる持続的な社会を目指します。
会社名 | 株式会社JEMS https://www.j-ems.jp/ |
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本社 | 茨城県つくば市東新井31-13 |
代表者 | 代表取締役 須永 裕毅 |
設立 | 1994年4月1日 |
事業内容 | 廃棄物処理業者向け基幹システム構築・販売 排出事業者向け環境コンプライアンスサービス 民間企業・自治体向け環境課題解決/業務改善のDX推進支援 |
■資源循環・リサイクル業界特化型基幹システム「環境将軍R」について 長きにわたって業界に携わり、培ったノウハウとJEMSの技術をもとに作り上げた 業界シェアトップクラスの業務管理に特化した資源循環・リサイクル業界に業界専門の基幹システムです。 「環境将軍R」とAI配車システム「LYNA 自動配車クラウド」の連携についてはこちら ※株式会社JEMS様のページに遷移します。
<本件に関する報道関係のお問い合わせ先>
株式会社ライナロジクス | 営業部 営業推進チーム 広報担当:須藤 電話:047-701-5526 FAX:047-701-5527 E-mail:kouhou@lyna.fiw-web.net |
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株式会社JEMS | 事業本部 マーケティングチーム 広報担当:中根 電話:029-863-7215 FAX:029-863-7216 E-mail:nakane@j-ems.jp |