水口 将志氏(左)、長谷川 健氏(右)
アセット型総合物流企業として物流センター運営や輸配送サービスなど幅広い領域の物流サービスを展開するサン インテルネット株式会社様にご導入いただいたのは「LYNA 自動配車クラウド」。
主に、大手飲料メーカー様の物流案件にて、配車シミュレーションと日々配車の双方にお使いいただいております。
「LYNA 自動配車クラウド」を導入するに至った背景や、実際の効果などについて営業本部 第一営業部 愛川センター 水口 将志氏、長谷川 健氏 のお二方にお話を伺いました。
「LYNA 自動配車クラウド」導入のきっかけは?
大手飲料メーカー様の物流案件の受託がきっかけです。
神奈川県と東京都の全域を対象とした案件で、かつ何年分という膨大なデータの配車シミュレーションを行う必要があり、限られた時間の中で配車シミュレーションを効率的に行うためには、システムの活用が欠かせないと考えていました。
また、当該案件においては、日々行う配車業務の時間をいかにして短縮するかもポイントでした。配車業務のみに多くの人員を割くというのは難しかったため、少数で配車を組む必要があり、アナログでやれば時間が足りなくなることは明白でした。
そのため何かしらシステムを導入することを前提でプロジェクトを立ち上げました。
導入に至った決め手は?
シンプルで使いやすかったのが導入の決め手になりました。
複数の製品と比較をしましたが、他社製品よりも自動配車を行うまでに必要な設定項目が少なかったり、配車計画画面が見やすかったりと、配車に関する特別な知見が無くても触ってみたら感覚的にできてしまうようなイメージを受けました。それこそ未経験の方でも配車ができてしまうような。
「LYNA 自動配車クラウド」導入の効果は?
現在は、日々配車で使用していますが、配送オーダーとなるデータを取り込んでから30分以内には配車組が完了しています。
弊社の場合、マスターデータで細かな条件設定をしているわけではないため自動配車を行った後に納品先ごとの制約条件に合わせて手修正をかけていますが、それでも多くの時間がかかることはありません。
「LYNA 自動配車クラウド」であれば、納品時間であったり、車格であったりを、一つひとつマスターで調整できるので、やろうと思えばもっと精度の高い配車が自動で組めます。ただ、マスターに登録している配送先の件数が膨大なため、マスターを修正するよりも自動配車後に手修正をかけたほうが楽なんです。手修正の方法も配送先が記されたカードをドラッグアンドドロップの操作で入れ替えるだけで簡単なので。
「ドライバーオプション」もご導入いただいておりますが、導入のきっかけは?
各ドライバ―からの終了報告の対応に多くの時間が取られていたことがきっかけです。
終了報告がすべて電話だったことに加え、納品先が200件あるとすれば基本的には午前中に納品が終わるので200件分の終了連絡が午前中にまとまって来てしまっていました。
もともとドライバーの到着の管理をシステムでできないかと検討しており、このような機能を持ったオプションがライナロジクスさんにあると分かり導入させていただきました。
【ドライバーオプションの詳しい紹介資料は、以下のURLからダウンロードいただけます】
https://lynalogics.com/data/
「ドライバーオプション」導入の効果は?
ドライバ―から電話で受けていた終了報告が0になりました。「ドライバーオプション」の導入によって日々の終了報告が全てオンライン上でリアルタイムに確認できるようになりました。
「LYNA 自動配車クラウド」の他案件への使用は?
大手日用品メーカー様の案件でも使用しています。2トン車で小口の荷物をオフィスや商店などに配送する個配に近いような案件です。
先の大手飲料メーカー様の案件の場合、車両1台で回る配送先が3件から4件なのに対し、当案件は20件と多くなることから、使い方を変えています。配車業務の効率を考慮し、時間指定や車格などの細かい設定はあらかじめマスターに取り込み、基本的には手修正少なく「LYNA 自動配車クラウド」だけで組み上げてという使い方をしています。
「LYNA 自動配車クラウド」を使用して改めて評価できる点は?
こちらの問い合わせに関してサポートのレスポンスがすごく良いですね。
問い合わせ・質問・悩みに対して親身になって回答してくださいます。「なぜかエラーになってしまう」という時、すぐ確認をとってくれてその日のうちに回答をいただけたのが印象的でした。最近は電話をかけるとなぜか同じ方が絶対出ますね(笑)
また、配車結果を反映した帳票を自由度高くカスタムできる点も満足しています。一切触れていなかった点ではありましたが、カスタムの仕方を教えてくださったことで、当方で使い勝手の良い帳票に仕上げることができました。
「LYNA 自動配車クラウド」を使用しての今後の展開については?
「LYNA 自動配車クラウド」に触りなれているので他業務でも配車シミュレーションは全て「LYNA 自動配車クラウド」で行っているような状態です。
他のセンターにおいても、「LYNA 自動配車クラウド」で出力した帳票には見慣れていますし、今後も幅広く使わせていただくと思います。
また、弊社では今、全社的に物流DXの推進に力を入れています。当センターの「LYNA 自動配車クラウド」を活用した取り組みは、DX化への動きを加速させるとして賞の受賞につながりました。そのような側面から見ても、「LYNA 自動配車クラウド」を使用する価値は高まっていると思います。