【社長コラム】

ロジスティクスAI 戦略のポイント

最強の配送計画 vs 最強の運行管理


From:朴成浩



ここまで盛り上がっているとは驚きました。


今年の国際物流展の詳細情報が関係者向けに公開されたのですが、前回に比べると大変なにぎわいです。


出展者数がずいぶんと増え、全体の規模も大きくなっていますが、特に目を惹くのが輸配送システムの盛り上がりです。


特に、「配送計画」にフォーカスしたセミナー発表が増えています。もし、世間で「配送計画」の重要性が認知されてきたことの背景に私たちの努力も貢献しているのだとすれば嬉しい限りです。


以前は輸配送システム、いわゆるTMSというとGPSによる運行管理が中心だったのですが、GPS運行管理にはひとつ重大な問題があります。



運行管理の前提として必要になるもの



GPSを使って車両の現在位置を管理しましょう、という話はたしかに大変、分かりやすくイメージしやすいものではあるのですが、こうした従来の運行管理システムの最大の問題は「で、位置が分かったからどうなのよ?」というところにあります。


今、○号車がどこどこにいる、と分かったところで、その○号車の予定が分かっていないとそれが良いことなのか悪いことなのかが判断できないのですよね。運行管理システムを有効に活用するためには、まずその前提として、配送計画がしっかりとデジタルで作成、管理されている必要があるのです。


当たり前といえばあまりに当たり前の話なのですが、これがなぜかいまだによく理解されていない!


いや、もちろん、ドライバーが仕事をさぼっていないかどうか監視したいから位置が分かるだけでも十分なのだ!と仰る社長もいますし、実際、導入の「本当の理由」がそういうところにある例も世間にいっぱいあることは私も理解しています。


ですが、それって、そもそもシステムで解決するような問題なのでしょうか?


あ、誤解しないでください。「社長はドライバーを信頼していないのですか!?」とか、そういう精神論や労使の問題を言いたいわけではないのです。


もし現場の人が仕事をサボっているのであれば、それは極論すればサボってしまいたくなるようないい加減でモチベーションの上がらない仕事の方が悪いと思いませんか?



いい配送計画は問題を未然に防ぐ



ちょっと想像してみて下さい。もし、1台1台の車両に適切な仕事量の予定が割り当てられていたとしたらどうでしょうか? さらに、その予定が社内でしっかりと共有されていたとすればどうでしょう?


もし、1日の仕事として適切な仕事量が割り当てられていれば、もし仕事をだらだらとこなせばそれは結局、自分の首を絞めるだけですから、サボりようがないですよね。


さらにちょっと想像してみて頂きたいのですが、あなたが仕事をサボりたくなるのはどういうときでしょうか? いや、「サボる」というのはちょっと言葉が悪いので言い直しましょう。あなたがテキパキと、つまり高いパフォーマンスで仕事をこなせなくなるのはどういう場合でしょうか?


仕事が難しい場合でしょうか? 仕事に監視がない場合でしょうか?いいえ、おそらく、違いますよね。


仕事量が適切ではないときです。


少な過ぎれば当然、だらだらと仕事をしてしまいがちですし、逆に多過ぎてもダメです。パフォーマンスが落ち、ついだらだらと仕事をして余計に時間がかかってしまいます。だから、適切な仕事の組み立てが重要なんですね。


「配送計画」に限った話ではありませんが、「計画」というのは大抵の人が想像するよりずっと重要です。良い計画は良い結果を生むのは当然ですが、悪い計画は悪い結果だけでなく、実は裏で様々な問題を引き起こしている、こういうことはよくあります。


さて、そんなわけで良い計画の仕組みと管理の仕組み、この両方が連動すれば最強なわけですが、そんなわけなのでかなり強引ですが、今回はナビタイムさんとの共催セミナーをご案内させていただきます。といっても、ご安心を。参加は無料です! ふるってご参加ください。




【開催概要】

○セミナー
「自動配車から動態管理まで一気通貫で運用!
LYNA2-ビジネスナビタイム連携」
http://lyna.fiw-web.net/20160603.htm/

○日時
2016年7月8日(金)
14:00~17:00(13:30 受付開始)

○会場
株式会社ナビタイムジャパン 8階 セミナールーム
東京都港区南青山3-8-38   南青山東急ビル
http://corporate.navitime.co.jp/

○主催
株式会社ナビタイムジャパン
株式会社ライナロジクス

○参加費
無料(事前登録制)

○定員
30名

○お申込み締め切り
2016年7月1日(金)



追伸:今、確認したら意外と申し込みのペースが速いとのことだったので、ご希望の方はお早めにお申し込み下さい!



++朴成浩



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