【広報コラム】

初心者向けかんたん物流コラム

ラストワンマイル問題を解決に導く!モビリティプラットフォームの現在地

物流業界に山積する問題の中でも、近年、特に大きな問題として扱われるラストワンマイル問題。コロナ禍による急激なEC需要増加もあり、ラストワンマイルを取り巻く環境は依然として厳しい状況が続いています。

このようなラストワンマイル問題を解決に導くべく2019年6月にスタートしたのが、株式会社ゼンリンデータコムと共同で行うモビリティプラットフォーム事業です。もうすぐ2年が経とうとしています。

昨年の10月には、モビリティプラットフォーム事業の一つの成果として「ZENRIN ロジスティクスサービス」をリリースいたしました。ラストワンマイルの配送業務において効率化を図りたい事業者様におすすめのサービスです。

「ZENRIN ロジスティクスサービス」の紹介含め、もちろん、「モビリティプラットフォームとは?」とモビリティプラットフォーム自体を初めて知ったという方もいらっしゃるかと思いますので、当記事では、改めてモビリティプラットフォームとは何なのか、何をもたらすのか、という点から改めてご紹介していきます。


モビリティプラットフォームとは?


画像挿入

「配送先の近くまでではなく、建物の入り口にまで丁寧にナビが案内してくれたら」
「道路上の制限や荷物の引き渡しにかかる時間など、予測が難しい要素を考慮した上での効率的な配車計画を作成できたとしたら」

モビリティプラットフォームとは、簡単に言えば上記のようなことを実現し、ラストワンマイルでの配送業務をスムーズにするために株式会社ゼンリンデータコムと構築したプラットフォームです。

自動配車システムを通し、あらゆる輸配送現場に応用し進化させてきた弊社独自のAI技術と、ゼンリングループが持つ地図データ・位置情報技術を融合することで、より現場感覚に近い配車計画の作成や精度の高い地図情報の提供を可能にします。

さらには、モビリティプラットフォームには、「プラットフォーム自体が進化する」という特長を持っていることから、「より効率的な配車計画が作れるように」「より高精度な地図情報が提供できるように」なっていきます。

【「プラットフォームが進化する」理由については以下の記事で】
【物流担当者必見】地図を見ても配送先にたどり着けない理由


通常、ラストワンマイルの配送業務をスムーズにこなすには多くの経験・知見が必要です。しかし、「誰でも配車計画通り、ナビ通りにトラックを運転して配送を行うだけでOK」となれば、業務のスリム化はじめ、「簡単そう」「自分にもできそう」とアルバイトや副業でなどドライバーをやってみたいという人も自ずと増えるはずです。

最近はコロナ禍で増大したEC需要もあり、特にラストワンマイルでのドライバー不足が問題として浮き彫りになっています。「取扱個数は増えているのに、ドライバーは増えない」このような現象が起きていることからドライバー一人にかかる業務負荷も大きくなっています。

もはやデジタル活用による業務改革が避けられない状況です。弊社は、モビリティプラットフォームを通してドライバー不足や非効率業務などラストワンマイルが抱える問題を着実に解決していければと考えています。

モビリティプラットフォームの現在地



画像挿入

2020年10月。ゼンリンデータコムとモビリティプラットフォーム事業を進めてきた一つの成果としてリリースしたのが「ZENRIN ロジスティクスサービス」(ゼンリン・ゼンリンデータコムよりリリース)です。モビリティプラットフォームがベースとなり開発された初のサービスとなりました。

特長は、配車計画からルート案内、業務進捗の管理・分析までを一気通貫でできる点で、ラストワンマイルやBtoBなど、幅広い配送業務の効率化を強力にサポートします。

「ZENRIN ロジスティクスサービス」には、ゼンリンの詳細な住宅地図データに加え、弊社の「LYNA 自動配車クラウド(自動配車システム)」にも搭載されている弊社独自のAIエンジンが採用されています。これにより、時間指定や積載率などあらゆる条件を加味したコスト最適な配車計画の基、ドライバーを配送先の建物入り口前までスムーズに案内することを可能とします。


【ZENRIN ロジスティクスサービスのサービスページ】 ZENRIN ロジスティクスサービス

ラストワンマイルの配送に関しては、多くの経験・知見が必要であることから「デジタルよりベテラン」という見方もあって当然です。しかしモビリティプラットフォームを通じ、生きた情報を日々キャッチアップしサービスを改良していくことで、ベテランドライバーが有する知識とのギャップも埋めていけると考えています。 モビリティプラットフォームは今も進化しています。今後の展開にどうぞご期待ください。

【弊社代表取締役の朴が、ゼンリンデータコム代表取締役社長の清水氏と対談いたしました】
配送業界が抱える課題、それらを解決するための両社の今後の取り組みについて熱く語っています。ぜひご一読ください!
ドライバー不足・長時間労働を解決せよ! 「AI配車システム」×「ゼンリン住宅地図」で進化する配送業務

[sc]
お役立ち情報